
この記事を読んでいる方は、

ステーキングってそもそもどのような取引方法なの?

ステーキングサービスに沢山あるけど、自分は何を使えば良いのか迷ってる・・・
と思っている方も多いと思います。
国内関わらず海外のステーキングサービスも多いので、自分に合うサービスを選ぶのは結構大変ですよね。
今回はこのようなお悩みをお持ちの方のために、取引所毎に利率や手数料などを比較して行きたいと思います。
2023年11月最新版となっていますので、是非ご覧ください。
そもそもステーキングとは?

ステーキングが分からない方のために説明すると、
ステーキングとは・・・
対象の暗号資産を保有することで、ブロックチェーンのネットワークに貢献しその対価として報酬を得る仕組みのこと。
仮想通貨は基本的には安い時に買って、値上がりしたら売ると言う手法が基本的です。この値上がり益は『キャピタルゲイン』と呼ばれます。
一方、ステーキングでは、保有する事によってブロックチェーンの維持や承認作業に貢献することで報酬を得る手法をとっています。
この報酬は、株式や不動産の配当金のような形で定期的に(月1回など)ご自身の仮想通貨口座に振り込まれるので、『インカムゲイン』と呼ばれます。
したがってステーキングを行う事で、『キャピタルゲイン』に加え『インカムゲイン』の両方を獲得できると言うことです。
勿論必ずしもステーキングによって利益が獲得出来る訳ではなく、損失を被るリスクも存在します。
ステーキングサービスではロック期間が設けられている場合が多いです。(ロック期間がないサービスもあるが)
ロック期間中は出金や取引を行う事が出来ませんので、もしその間にステーキングした仮想通貨が暴落したとしたら大きな損失を生んでしまう可能性があります。
反対にステーキングした通貨価値が上昇したとしても、期間中は売ることが出来ないので機会損失となる可能性があります。

だから、将来性のある仮想通貨の銘柄をステーキングする事も重要となってくるね!
PoS(プルーフオブステーク)について
ステーキングでは、ブロックチェーンを通じてブロックを承認(生成)する際に必要な合意形成の仕組み、つまり『コンセンサスアルゴリズム』の仕組みが大きく関わっています。
ステーキングは『PoS(プルーフオブステーク)』と関係があります。
PoSが分からない方のために意味を説明すると、
PoS(プルーフオブステーク)
合意形成の仕組み(コンセンサスアルゴリズム)の1種。保有(ステーク)する事によってブロックチェーンの承認作業に貢献できる仕組みを持っている。
PoSの仕組みを利用することで、ビットコインを始めとした承認作業で必要なPoW(プルーフオブワーク)で問題視されていた、『手数料の高さ』や『承認作業の遅さ』を解消することにも繋がります。

ステーキングはPoSと密接に関わっているよ!PoSは、保有量や保有期間が長い人の中からブロックチェーンの承認者が決定される合意形成の仕組みだと覚えておこう!
つまり、保有量と保有期間が長ければ長いほど、高い報酬を得られる可能性が高いと言う事ですね。
かといって直接承認作業を行うわけではなく、我々ユーザーが行うのは仮想通貨取引所などで通貨を保有するだけです。
取引所が我々の資金をステーキングする事で得た報酬を、最終的にはユーザーに分配して行きます。
報酬額に関しては、その時々によって変動するといった特徴があります。
ステーキングの特徴
ここまで、ステーキングの概要について説明しましたが、メリット・デメリットについても整理しておきたいと思います。
ですので、下に纏めておきました。
ステーキングのメリット
トレーディング知識がなくても利益を得やすい
ステーキングは、保有するだけで報酬が貰えるので、仮想通貨初心者でも稼げる可能性が高い取引方法と言えるでしょう。
ステーキングによって仮想通貨がロックしている間は勿論価値の値動きはありますが、基本的に資金を動かしたりする必要がないので手軽に利用することが出来ます。
銀行預金よりも利率が圧倒的に高い
これは、大きなメリットであると言えるでしょう。

銀行金利(メガバンクなど)は現在0.001%だけど、BitLending(ビットレンディング)は最高利率が10%に設定されているよ!単純計算で利率はなんと1万倍だね!
銀行にしか預けて居ない方は、ステーキングも考慮に入れれば効率的に資産運用ができるかもしれませんよ。
ステーキングのデメリット
資金のロック期間がある可能性がある
先ほども申し上げましたが、ステーキングでは資金のロック期間があり、その間は取引が出来ないといったデメリットがあります。
ロックしている途中に仮想通貨が暴落すればその間に取引が出来ないので、売れないまま損を被る可能性があると言うことです。

ボラティリティが高い仮想通貨をステーキングする際は気をつけて!
ステーキングできる銘柄が限られる
全ての銘柄をステーキング出来る訳ではない点がデメリットと言えるでしょう。
基本的には、上でも説明した『PoS』を採用した仮想通貨がステーキングの対象となるので、全てのコインにおいて出来る訳ではありません。

例えば、ビットコインはコンセンサスアルゴリズムはPow(プルーフオブワーク)を採用しているから、ステーキングする事が出来ないよ!
2024年にはビットコインの半減期もあるのでビットコインのインカムゲインを得たい方には、レンディングもお勧めします。
下にBitLending(ビットレンディング)も掲載しておきますので、時間があったらご覧くださいね。
ステーキングが出来るお勧めの取引所
本題まで長くなってしまいました。
これから、お勧めのステーキングを抜粋した上で、それらの利率や特徴などを深ぼって行きたいと思います。
まずは、お勧めの取引所について説明します。
取引所は以下の5つの取引所について紹介します。
まず、6つのステーキングサービスの情報を纒めた比較表をご覧ください。『ステーキング出来る銘柄数』と『主要銘柄の利率』と『ロック期間』の3つの観点で比較して行きます。
ステーキング銘柄数 | 利率(主要銘柄) | ロック期間 | 備考欄 | |
SBI VCトレード | 9種類(ETH,DOT,ADA,XTZ,AVAX,SOL,OAS,ATOM) ※2023年7月3日からOASとATOMを採用しました | ATOM→20.8% DOT→16.9% AVAX→8.6% SOL→7.3% ETH→3.8% | 基本的にいつでも売却をすることが可能。 | ステーキングサービスを利用する際、特別な申込や手続きは不要。 |
GMOコイン | 7種類 (ATOM,DOT,XYM,XTZ,QTUM,ADA,ASTR) | ATOM→6.5〜7.2% DOT→5.3〜7.8% XTZ→2.1〜4.3% QTUM→1.3〜4.2% ADA→1.5〜3.0% | 基本的にいつでも売却をすることが可能。 | 毎月10日に報酬を受け取れる。 |
Bybit(バイビット) | 約50種類 (ETH,BTC,USDT,UDDC,DAI,ADA,ATOM等) | ETH→2.5% USDT→20% USDC→30%(期間限定) ADA→3.30% ATOM→5.8% | 積立ステーキング(いつでも引き出せる)と定期ステーキング(7日,30日,60日など)の2種類ある。 | 手数料は無料で手軽にできる。 |
Bitget(ビットゲット) | 14種類 (ETH,AVAX,SUI,DOT,APT,MATIC,SOL,ATOM等) | ETH→4.0〜5.0% AVAX→6.0〜7.0% DOT→15〜17% ATOM→18〜22% INJ→13.5〜17% KAVA→13% | 利息は1日単位で加算される | |
OKCoinJapan | 6種類 (TRX,PLT,ZIL,IOST,XTZ,ASTR) | TRX→3.88%(60日) PLT→18.88%(60日) ZIL→10.88%(90日) IOST→8.88%(60日) XTZ→5.88%(90日) ASTR→6.88%(60日) ※日数はロック期間 | フレキシブル(いつでも引き出せるもの)と30,60,90日などロック期間があるものがある。 | 期間限定で高利回りを得られる『Flash Deals』がある |
※利率に関しては、2023年11月現在の利率を参考にしております。
SBI VCトレード
SBI VCトレード
SBIホールディングス傘下の『SBI VCトレード株式会社』が運営している暗号資産取引所。
SBI VCトレードは基本的にロック期間がなく、出金したいタイミングでいつでも引き出せますので、初心者の方にもお勧めできる取引所であると言えるでしょう。
また、『ステーキングかんたん受取シミュレーション』というシミュレーションツールがありますので、自分がステーキングを想定している銘柄と保有数量を入力することで月次報酬を割り出すことが出来ます。
下の画面はSBI VCトレードから引用した画面です。

さらに、利率にあるように、ATOMとDOTの利率が高めなので、これらの仮想通貨を購入しようとしている方やもう既に別の取引所で保有している方は、『SBI VCトレード』をお勧めします。
以上より、以下の方はSBI VCトレードのステーキングをすることをお勧めします。

SBI VCトレードのステーキングをやりたいと思った方は、下のボタンから登録作業を進めよう!
GMOコイン
GMOコイン
GMOフィナンシャルホールディングスの完全子会社である、GMOコイン株式会社が運営している暗号資産取引所。
GMOコインのステーキングに関しても、SBI VCトレードと同じく特別な申請や手続きを必要とせず、保有をしていれば自動的にステーキング報酬を受け取れる点が魅力です。
また、出金したいタイミングでいつでも引き出せる点もメリットと言えるでしょう。
以上より、以下の方はGMOコインのステーキングをすることをお勧めします。

GMOコインのステーキングをやりたいと思った方は、下から登録作業を進めよう!
Bybit(バイビット)
Bybit(バイビット)とは・・・
2018年3月にシンガポールに設立された海外の暗号資産取引所。
やはり、『ロック期間』や『利率の高さ』など総合的に見ると、国内取引所よりもBybitのような海外取引所に分があるかと思います。
下の画像はBybitから引用してきたものですが、期間限定で高利回りのステーキングを出来たりイベントの豊富さも魅力的です。(期間限定ステーキングは人気があるので、すぐ完売してしまいます。)

また、ステーキング出来る仮想通貨の種類も非常に多く、現時点では約50種類の通貨でステーキングが可能です。
そして、Bybitはいつでも引き出せる『積立ステーキング』とロック期間がある『定期ステーキング』の2種類があるのが特徴です。

ステーブルコインの高利回りステーキングも出来るから、ボラティリティを気にせず確実に増やしたい方は非常にお勧め!
Bybitは海外の取引所で日本円を直接入金できないので、一度国内取引所で仮想通貨を購入してから送金する必要がある点は注意です。
以上より、以下の方はBybit(バイビット)のステーキングをすることをお勧めします。

Bybit8バイビット)のステーキングをやりたいと思った方は、下のボタンから登録作業を進めよう!
Bybit(バイビット)は海外取引所であり、登録作業に不安があるかと思いますので合わせて下の記事もご覧ください。
Bitget(ビットゲット)
Bitget(ビットゲット)
メッシがアンバサダーを務める、2018年に設立されたシンガポールに拠点を置く海外取引所。
Bitgetもロック期間のあるステーキングがあったり、反対にいつでも引き出せるステーキングがあったりと、リスク許容度に応じて様々な取引方法が設けられているのが特徴です。
Bybit(バイビット)と比較して仮想通貨銘柄の種類こそ少ないものの、独自通貨BGBを預けて高い利息を得ることができる『BGB Earn』や、他の取引所ではレンディングにあたる『セービング』サービスも設けられており、USDTなど30%の年利を得ることができます。
Bitget(ビットゲット)は海外の取引所で日本円を直接入金できないので、一度国内取引所で仮想通貨を購入してから送金する必要がある点は注意です。
以上より、以下の方はBitget(ビットゲット)のステーキングをすることをお勧めします。

Bitget(ビットゲット)のステーキングをやりたいと思った方は、下のボタンから登録作業を進めよう!
Bitget(ビットゲット)は海外取引所であり、登録作業に不安があるかと思いますので合わせて下の記事もご覧ください。
OKCoinJapan
OKCoinJapan
2017年9月19日に設立された、世界最大級の暗号資産取引所を運営している『OK Group』の日本法人のこと。なお、OK Groupは中国にある。
OKCoinJapanに関しても、引き出したいタイミングでいつでも引き出せる『フレキシブル』と30日や60日などのロック期間が設けられたステーキングを選択することが可能です。
仮想通貨の種類は少ないものの、『Flash Deal』と呼ばれる期間限定で高利回りを得ることが出来るサービスがあるので、国内サービスの中ではお勧めできる取引所となっております。

Flash Dealでは、例えばTRX(トロン)を7日間ロックすると188%の利回りを得られたり、PLT(パレットトークン)でも14日間ロックで88%もの利回りを得られたりするよ!
以上より、以下の方はOKCoinJapanのステーキングをすることをお勧めします。

OKCoinJapanのステーキングをやりたいと思った方は、下のボタンから登録作業を進めよう!
まとめ

今回は、ステーキングとはそもそもどういう意味かを説明した後に、5種類のステーキングを提供している取引所を利率・サービスの充実度の観点で比較しました。
やはり、機能性(ステーキングの種類やロック期間の種類)の観点では、Bybit(バイビット)などの海外取引所に軍配が上がるではないかと思いました。
しかし、初めてのステーキングで海外取引所を使うのは不安に思う方もいらっしゃるかと思いますので、最初は国内取引所のステーキングサービスを始めてみることをお勧めします。
この記事のポイント
- ステーキングとは、対象の暗号資産を保有することでブロックチェーンのネットワークに貢献し、その対価として報酬を得る仕組みのこと。
- ステーキングはPoS(プルーフオブステーク)と呼ばれるコンセンサス・アルゴリズム(合意形成)の仕組みが大きく関係している。他の有名な合意形成の仕組みとしては、PoW(プルーフオブ・ワーク)がある。
- お勧めの取引所は、国内だと『OKCoinJapan』『GMOコイン』『SBI VCトレード』、海外だと『Bybit(バイビット)』『Bitget(ビットゲット)』。
- 自分のリスク許容度(どれくらい資産をロックしてもいいか)に応じて自分に合ったステーキングサービスを利用するべき。