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この記事を読んでいる方は、
ステーブルコインという言葉は聞いた事はあるけど、一体どのようなコインなのかがいまいち分からない。
ステーブルコインの仕組みが分からない
と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回の記事では、ステーブルコインについて理解を深めたい方に向けて、ステーブルコインの特徴や種類を深掘って解説していきます。
勿論、Web3.0初心者も読める記事になっておりますので、是非最後まで読んでいただけると幸いです。
全体の流れとしては、ステーブルコインの特徴や将来性を説明した後に、ステーブルコインを利用するメリットやデメリットについても紹介していきます。
ステーブルコインとは何か?
また、作られた主な目的としては決済手段として暗号資産を今後普及することにあります。
ビットコインやイーサリアム等の代表的な暗号資産は勿論のこと、草コイン(アルトコイン)は価値の上下幅いわゆるボラティリティが高く、決済手段としては向きません。
例えば、ビットコインで商品を購入する際に価格が1BTCだったのが、ビットコインの価値の下降によって2BTCになったら通貨として意味を為さなくなってしまうのは分かりますよね。
『通貨』が通貨であるためには、3つの条件を達成する必要があります。
それは、
が重要となってくるという事です。
しかし、ビットコイン等の仮想通貨は3つの条件を達成していない事から決済手段としては向いてないと言えます。
この問題を解消する為に作られたのが、『ステーブルコイン』と言えます。
詳細はステーブルコインの特徴のパートで説明します。
ステーブルコインの歴史
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そもそも仮想通貨の発端としては、2008年に10月末に「Satoshi Nakamoto(サトシナカモト)」と名乗る人物が、Bitcoinに関する論文を発表し、2009年に初めてのビットコインのブロックが生まれたのがきっかけです。
しかし、ステーブルコインが知れ渡ったのは最近の話で2022年の下旬にようやく市場規模が大きくなりました。
具体的に言えば、2020年1月末には市場規模は約1.6兆円程度だったのが、そこから急激に伸び2022年4月には約23兆円、そして2023年3月には16.6兆円と推移している状況です。
ステーブルコインの特徴
ボラティリティが低い
これがビットコインやイーサリアムを始めとした仮想通貨との大きな違いです。
ステーブルコインは価値の変動が小さいので、しばしば仮想通貨の暴落に対するリスクヘッジとして使われます。
反面、大きな収益を狙う事を目的とした投資目的には向いていないと言えるでしょう。
DeFiとの相性が良い
DeFiは次世代の金融サービスと考えて下さい。DeFiは基本ブロックチェーン技術を活用しているため、基本的にイーサリアムなどの仮想通貨が必要となります。
ブロックチェーン技術を活用している事から、銀行なしで資金の送金を行うことが出来ます。
その為、ゼロではありませんが従来の金融サービスよりも圧倒的に手数料を抑える事が出来るのが魅力です。
手数料が安く抑えられるということはその分利回りを大きくすることに繋がります。
このように、DeFiは従来の金融サービスよりも高利回りですが、DeFiに預ける仮想通貨のボラティリティが高すぎると大きく値下がりした時に元本割れしてしまう可能性があります。
これを防ぐために、ステーブルコインはDeFiに活用されます。
また、DeFiは『スマートコントラクト』を活用している為、銀行のような中央管理機関の仲介がなくとも不正のない取引を行う事が可能です。
また、仲介する事によってかかる時間コストを節約する事も可能なので、将来的に注目されています。
ステーブルコインの種類
法定通貨担保型
法定通貨担保型
円やドルなどの法定通貨の価値に連動したステーブルコインのことを指す。
定通貨担保型は金本位制にも似ています。また、仕組みとしては円やドルなどの法定通貨を担保にして一定の交換比率を維持することで、仮想通貨の変動率を抑制する仕組みです。
仕組みも単純であることから、現在流通しているコインで一番多いです。
そして、法定通貨担保型のポイントとしては、『発行主体の信用』の問題が重要となってくるという事です。
過去にテザーが発行するUSDTは、預かっている法定通貨以上にコインを発行しているのではないかと、米国証券取引委員会(SEC)に取り立たされた事があります。
それ以来USDTの市場シェアは徐々に下降している状況にあります。
このように、法定通貨担保型においてステーブルコインがステーブルコインであり続ける為には『発行主体の信用の高さ』が重要となります。
暗号資産担保型
暗号資産担保型
法定通貨でなく暗号資産を担保にして発行されるステーブルコインのことを指す。
法定通貨担保型との大きな違いは、『過剰担保』する設計になっているという事です。
何故なら、暗号資産にはボラティリティのリスクが存在するからです。
仕組みとしては、『最低担保率』を設定する事で、仮想通貨の価値の低下によって最低担保率よりも下回った場合、担保資産は強制的に精算されて市場に売却されるような流れです。
発行されるステーブルコインよりも、担保の価値が下がってしまっては担保の意味がなくなってしまうからです。
一旦精算されると、担保に入れたイーサリアムが減ってしまうため、債権者は、
のどちらかを対応しなければなりません。
このようにして暗号資産担保型ではステーブルコインの価値を固定しています。
無担保型
無担保型
法定通貨担保型や暗号資産担保型とは打って変わって、担保となる資産を必要としないステーブルコインのことを指す。
担保が無ければ、その分の資産を運用に回せるので資産効率が良くなる点ではメリットが大きいです。
しかしながら、無担保型は上記2つの担保型よりも歴史が浅い為、ロジックが薄く価値を固定する事が難しいという問題点もあります。
無担保型はアルゴリズムによって供給量を調整して、価格を調整する仕組みです。
これまでは無担保型は発行枚数が少なかったですが、近年は数が増えてきています。
人気のステーブルコインと購入方法
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USDT
USDT は、米ドルの価格に紐づけられているステーブルコインのことを指します。
種類としては、『法定通貨担保型』に属します。
時価総額は約827億ドル(2023年8月29日現在)であり、ビットコインとイーサリアムに続いて3位です。ステーブルコインの中では主流の通貨になっております。
USDTの大きな特徴としては、複数のブロックチェーンに対応しているという事です。
例えば、イーサリアムやポリゴンやソラナやアバランチなどのブロックチェーンが挙げられます。
また、スイス南部にある都市であるルガーノでは、2022年3月にビットコインとUSDTとLVGAを事実上の法定通貨として使用できるようになりました。
店舗での買い物のみならず、公共サービスの支払いまた納税においても利用できるように、USDTを普及させる計画が立てられています。
しかしUSDTは従来の仮想通貨とは異なり、Tether Limited社による『中央集権体制』で発行されている通貨であるので、Tether Limited社による不祥事等があれば、価値が暴落してしまうリスクもあります。
USDTの購入方法に関しては、このブログでは海外仮想通貨取引所である『Bybit』で購入する事を推奨しています。USDTは国内取引所では取り扱っていないため、一旦コインチェックやビットフライヤーで仮想通貨をご購入いただいてから、BybitでUSDTを購入いただく流れです。
Bybitでの仮想通貨の送金方法については、下の記事を参考にして下さい。
USDC
USDTに関しましても、米ドルの価格に紐づけられているステーブルコインのことを指します。
種類は『法定通貨担保型』に属します。
時価総額は約260億ドル(2023年8月29日現在)であり、100を超えるステーブルコインの中ではUSDTに続いて2番目に時価総額の高いコインとして知られています。
また、2018年9月に、仮想通貨取引所である『Coinbase』と仮想通貨のスタートアップである『Circle』が共同でローンチしました。
USDCの特徴としては、信頼度の高いコインである事でしょう。
信頼度の観点で言えばUSDTを超えています。
その背景としては、上記の2社が共同設立した『Centre社』は大手の会計事務所からも頻繁に監査を受けており、透明性に非常に高いためです。
また、USDCはVISAの決済通貨(法人取引)としても認められており、今後の決済の利便性の向上にも注目です。
USDCの購入方法に関しては、このブログでは海外仮想通貨取引所である『Bybit』で購入する事を推奨しています。USDC は国内取引所では取り扱っていないため、一旦コインチェックやビットフライヤーで仮想通貨をご購入いただいてから、BybitでUSDCを購入いただく流れです。
Bybitでの仮想通貨の送金方法については、下の記事を参考にして下さい。
まとめ
ステーブルコインはブロックチェーン技術の恩恵を受けながらも、ボラティリティの低さの利点も両立した通貨であることを理解いただけたと思います。
また、DeFiとも相性が良いので、まずはお勧めのコインから購入してみてはいかがでしょうか。
まとめ
・ステーブルコイン(Stablecoin)とは円やドルなどの法定通貨に価値を固定させた暗号通貨の事を指す。
・ステーブルコインの種類としては、主に『法定通貨担保型』『暗号資産担保型』『無担保型』の3種類がある。
・お勧めのステーブルコインは『USDC』と『USDT』(ただし、海外仮想通貨取引所でしか取り扱っていない)